
顎関節症とは
顎関節の図です。関節は耳の穴の前の白い部分が関節包といわれる関節を包むじん帯です。
関節の中にはクッションの役割をする。円板状の軟骨があります。この軟骨が顎関節症の原因になるときがあります。
顎関節症とは、あごの関節の痛み、あごの開閉障害、あごの開閉時の雑音などを症状とするものです。
20~30代の女性に発症する傾向が高くなります。
顎関節症では、あごの症状のほか、耳の痛み、耳の閉塞感、難聴、めまい、眼精疲労、眼や耳の症状、頭痛や首、肩のこり等の症状を起すこともあります。
顎関節症の分類
Ⅰ型(咀嚼筋障害):咀嚼筋(顎の動きに関係する筋肉)障害を主徴候としたもの
Ⅱ型(関節包・じん帯障害):円板後部組織・関節包・靭帯の慢性外傷性病変を主徴候としたもの
Ⅲ型(関節円板障害):関節円板の位置異常を主徴候としたもの
Ⅳ型(変形性関節症):退行性病変(関節の老化による変性)を主徴候としたもの
Ⅴ型:Ⅰ~Ⅳ型に該当しないもの
*以上は、一般的な分類です。この分類の中には、身体のバランスの乱れからの影響が含まれていません。これは非常に複雑で、単純なものではないので、分類できないのです。一部の顎関節症の治療が難しいのはこのためです。
原因
◎硬いものを噛み砕いく。
◎あごの打撲
◎姿勢不良
◎老化
◎歯並び
◎歯科治療
◎精神的ストレスによる歯ぎしり
顎関節症とカイロプラクティック
顎関節症が体のほかの部位と関連しているのかどうか簡単に調べられる方法をいくつか紹介します。
1、姿勢を正した状態で顎の症状が改善する。
2、横になった状態では顎の症状が軽減する。
3、姿勢をただし、手を真上に上げた状態で顎の状態が改善する。
3、首(または体)を左や右に回した状態、または横に倒した状態で、顎の症状が改善する。
4、座っているときと、立っているときの顎の症状が違う。
以上のいずれかに当てはまる場合、顎以外の場所が原因であったり、顎以外の体の部位の施術で改善する可能性は非常に大きくなります。
カイロプラクティックでは顎関節はもちろん、身体全体のバランスを見てから治療を行います。これは多くの顎関節症ので首や背骨の状態が関連している場合が多いからです。右の図のようのように顎をあけたり閉じたりする筋肉は首の骨の上でバランスを取っている状態です。このバランスが崩れることで顎関節に問題が起こることになります。
顎関節の施術は、身体全身に対する深い知識と経験が必要になります。
welcure ebisu カイロプラクティックでは、経験豊富なドクターが施術いたします。