頚椎椎間関節症

頚椎椎間関節症とは
 頚椎(首の骨)は全部で7個あります。この7個の骨の間には小さな関節があります。この関節(椎間関節と呼びます)に炎症(腫れ)や変形が起こる場合を椎間関節症といいます。症状は首の痛み、時には痛みにより首が回らないという状態にもなります。腫れがひどい場合や背骨のズレが併発している場合、手や背中の上部に痺れや痛みが起こる場合もあります。”寝違え“と一般的に言われますが、その原因の一部ともいわれます。

原因

むち打ち症、あるいは首(特に首の骨の間の関節)に負荷が加わるような姿勢、運動により起こります。首に負荷が加わるような姿勢は、背中を丸くしてパソコンを長時間使用したり、横になって頭を手で支えながらテレビを見たり、うつ伏せで寝たりすることなどです。首に負荷が加わる動きや運動は、レスリング、柔道、ラグビー、アメリカンフットボールなどです。さほど首には負担が加わらない状態でも、以前にひどいむち打ち症などの首の疾患を経験しているひとは椎間関節症を発症することもあります。

 骨に変形がある場合、レントゲンで確認することができます。

頚椎椎間関節症とカイロプラクティック
椎間関節症に対するカイロプラクティック治療は、炎症(腫れ)が存在する場合では、まず首を動かすと痛みが出る状態では、動きにより腫れのある部分を刺激して、悪化させないように痛みを起こすことなく首を動かすことができるように、特に間接的に首に負荷をかけている首以外の部位を施術いたします。施術部位は首から下の背骨、時には肩や腕などもその対象になります。

腫れが引いた後は、特に首の関節が不安定になっているために、椎間関節症が起こるようなケースでは首の安定させ、再発を防ぐための治療を行います。首が不安定な状態が長期間続くことにより、首の骨の変形が起こる可能性があり、これは後に、頚部脊柱管狭窄症による手足の痺れを起こしたりすることもあるためです。

首の障害だけではありませんが、痛みなどの症状がなくなったということで完全に回復したということでありません。症状がなくても不安定な部位が残っていると後に再発したり、他の疾患の原因になることがあります。カイロプラクティックでは、これらの再発の原因となる部分(症状がない部分)も予防として施術いたします。さらに日常生活で痛めた部位に負担を加えるような姿勢や動作を説明して再発、他の疾患への移行の予防に役立てます。

welcure ebisu カイロプラクティックでは、痛みの原因や身体機能を理解し、適切な施術を行っております。