
脊椎分離症とは
背骨の各は、生まれたときには完全な骨になっていません。一部に軟骨の部分があります。その軟骨部分が先天的に骨にならなかったり、成長過程で付加が加わることで大人になっても骨にならない場合があります。このような状態を脊椎分離症といいます。
脊椎すべり症とは
多くの場合、脊椎分離症がある人に脊椎すべり症が起こります。脊椎すべり症とは背骨が分離している部分から、更に分離が進むことをいいます。簡単にいってしまえば、1つの骨として成長しいない部分から骨が(分離)2つに分かれてしまうことをいいます。脊椎すべり症による症状は、腰から臀部にかけて痛みです。痛みは足の付け根(股関節)や大腿部に到る場合もあります。時にはしびれなどの神経症状を現すこともあり、慢性的な腰痛の原因の一つとされています。
原因
脊椎分離症とともに脊椎すべり症は腰痛(腰の骨)に多く見られます。軽度の脊椎すべり症は症状を現さない場合があります。脊椎分離症やすべり症は比較的アクティブな運動選手などに高い確率で見られます。加齢や筋肉の衰えががきっかけとして症状が出るようです。18歳以下では脊椎分離症が存在しても、すべり症が起こることは稀であるといわれています。
脊椎分離症、すべり症は、レントゲン写真で確認できます。
脊椎分離症/すべり症とカイロプラクティック
カイロプラクティックの施術は、脊椎分離、すべり症による症状に対して有効です。
脊椎分離症/すべり症の多くは、脊椎のすべりの割合が多くなると症状がでたり、悪化します。そのすべりの原因の多くは、腰よりも上の背骨にあるケースが多く見られます。腰に加わる体重の変化は、脊椎分離、すべりを悪化させます。体(背骨や関節)の柔らかい子供では脊椎分離症があってもすべり症が悪化することは稀であるということは、背骨が柔軟な場合、症状が押さえられる可能性があるということです。しかし、すべり症がある背骨の部分は逆に柔軟性があるとすべりの割合が大きくなる可能性があります。脊椎分離症/すべり症のある腰の骨の部分は安定した状態になるようにします。一般的にストレッチ運動はよいとされますが、脊椎分離症/すべり症では、その方法により異なりますが、ストレッチにより症状が悪化する場合があります。患部を引っ張るようなストレッチや施術法は不適切になることがありますので、腰に痛みがある場合でも、簡単な腰痛として対処することなく、専門医に相談し、腰痛の原因を明らかにすることが大切です。すべり症はレントゲンで確認することが出来ますが、レントゲンですべり症が確認され、腰痛がある場合でも、すべり症そのものが腰痛を出しているとは限らない場合も多くみられます。腰痛に対する十分な知識と経験による鑑別が必要です。
welcure ebisu カイロプラクティックでは、医師と同等の知識とカイロプラクティック独特の施術法により、すべり症患者に有効な施術法を適用しております。ご連絡ご相談は下記の住所をクリック!