
妊娠と背骨と骨盤妊娠はおなかの中に新たな命が生まれるすばらしいことです。このとき体にはいろいろな変化が起こります。カイロプラクティックでは妊婦のかたのケアーも行っております。施術は非常にソフトなものです。よくあるボキボキ矯正は行いません。
妊娠し、次第におなかが大きくなると背骨の正常なカーブもまた変化していきます。特に、腰の部分はもともと前に反った状態ですが、このそりが大きくなります。赤ちゃんは、おなかの中でどんどん大きくなりますので、腰の骨や骨盤に大きな負荷が加わります。このため妊娠後期には、軽度の腰痛を伴うケースがあります。
出産準備
逆子
出産前には、お腹がかなり大きくなり、子供もお腹の中で、足でけるような動きが認識できるようになります。28週ころには、赤ちゃんは頭を下に向けるようになります。ということはお腹の上のほうがけられるような感じがあるはずです。これが起こらないと、いわゆる逆子といわれるものです。カイロプラクティックの観点から見ると、これは赤ちゃんがいるお腹の形状に問題がある場合があります。左右の形状が等しくない場合、赤ちゃんがお腹の中で回転しにくくなっている場合が考えられます。これは骨盤や腰の骨のゆがみによっても起こります。
骨盤がゆるむ?
骨盤は、左右の寛骨、真ん中の仙骨という3つの骨からできています。これらの骨をつないでいるのが靭帯(じんたい)と呼ばれるものです。出産に備えて、これら3つの骨をつなぐ靭帯が伸びて、ゆるんできます。これによって赤ちゃんは骨盤を通って出てこれるのです。
通常では問題ありませんが、時には、骨盤の片側がゆるまないことがあります。このような状態ですと、出産時に赤ちゃんが出てくるのが大変になります。これは、妊娠前や妊娠中に骨盤がゆがんでいることによっても起こります。カイロプラクティックでは、骨盤を作る3つの骨の関節の柔軟性を検査し、左右等しく骨盤がゆるむように施術していきます。この施術も非常にソフトなものです。時には軽い体操をしていただくこともあります。
検査内容
背骨のカーブやずれがないか検査します。
骨盤のズレや左右均等に骨盤がゆるんできているか検査します。
ズレの原因となる骨盤や腰の骨の筋肉の硬さをしらべます。
施術
施術は、モビリゼーションといわれる。ズレているところを指で固定して、軽くゆらしてなおす方法を使います。筋肉は、トリガーポイントと呼ばれる筋肉の中でも硬いポイントを軽く押すというようなテクニックを使います。施術は、痛みを伴うことはありません。施術は、あお向けでよこになった状態と座った状態で行います。
※施術は、通常3ヶ月を過ぎて、安定した状態で行います。
出産後のケアー
分娩時には、骨盤に大きな負担がかかります。これは骨盤の関節が引っ張られ骨と骨を結ぶ靭帯(靭帯)がのびます。加えて、妊娠中にお腹の筋肉、腹筋は伸ばされた状態で骨盤を支える力も下がってしまっています。ようするに骨盤やお腹の部分は非常に弱くなっています。このような状態では、骨盤は簡単にズレてしまいます。時には腰痛を起すこともあります。骨盤を元のように戻すためには、腹筋運動とかも必要ですが、骨盤がズレたまま、ゆるみがなおってきてしまうこともあります。多くの場合、骨盤がズレた状態では、片側のゆるみがなおらないことがあります。
検査内容
背骨のカーブやずれがないか検査します。
骨盤のズレや左右均等に骨盤の関節が戻っているのか検査します。
ズレの原因となる骨盤や腰の骨の筋肉の硬さをしらべます。
施術
施術は、モビリゼーションといわれる。ズレているところを指で固定して、軽くゆらしてなおす方法を使います。筋肉は、トリガーポイントと呼ばれる筋肉の中でも硬いポイントを軽く押すというようなテクニックを使います。施術は、痛みを伴うことはありません。
加えて腰に負担丘からないような腹筋運動を指導します。更に必要に応じて体操も指導いたします。