大腿骨頭壊死症

大腿骨頭壊死症とは

大腿骨頭は、股関節の中にある大腿骨の一番上の部分をさします。その部分への血液供給不全により壊死を起こした状態を大腿骨頭壊死といいます。

 大腿骨頭壊死は、発生直後に自覚症状はありません。しかし、壊死した部分への荷重によって、骨頭が押しつぶされた場合は痛みが現れます。

原因
正面衝突の交通事故で、ダッシュボードに膝をぶつけたときなどに起こる股関節脱臼や、大腿骨頚部骨折など、外傷が原因となって大腿骨頭への血流が低下することで壊死を起こします。また、ステロイド剤の大量な服用や、過剰なアルコール摂取との関連性が知られています。

大腿骨頭壊死症とカイロプラクティック
レントゲン撮影では異常が見つからず、MRI検査によって壊死が発見されることもあります。レントゲン撮影では、骨頭内に帯状の硬化像がみられます。壊死の範囲が広く、骨頭の圧潰(押しつぶされた状態)に伴い痛みや、動作に支障がある場合は手術も検討されます。しかし、血液循環が悪い部分だけに壊死が起こるため、壊死の範囲が小さい場合には、時間の経過とともに修復されて壊死の部分が縮小することもあるといわれています。カイロプラクティックでは、血流の改善を目的として、股関節の周囲の筋肉や靭帯を柔らかくする施術をおこないます。大腿骨頭壊死症という股関節の疾患であっても、腰痛や臀部痛が現れる場合もありますので、全身の症状を把握したうえで施術を行います。