半月板損傷(膝)

半月板損傷とは
半月板とは板状の軟骨で、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)の間にあり、体重による圧力を分散させるクッションの役割をしています。半月板は2つに分かれており、膝の内側にあるのを内側半月(板)、外側にあるのを外側半月(板)と呼びます。

過剰な動きが加わったときに、正常な範囲を超えて膝関節が動きすぎると、半月板の一部が関節接触面の間に挟みこまれ半月板を傷つけてしまった状態です。正常な範囲を逸脱して膝関節が動かされてしまった場合、半月板には、亀裂や断裂が起こるか、関節包から剥離します。それによって、膝関節に痛みと腫脹(腫れ)、可動域の制限(動かしにくい状態)が起こります。

原因
外傷性のものがほとんどで、サッカー、テニス、スキーなどのスポーツで多くみられます。内側半月板の損傷があれば、膝関節の内側関節裂隙(関節のすき間)に圧痛(抑えた時に痛みがある状態)や自発痛(何もしなくても痛みがある状態)がみられます。外側半月板の損傷があれば、症状は膝関節の外側に現れます。病院での画像診断には、MRIを用います。

半月板損傷とカイロプラクティック
カイロプラクティックでは、可動域制限を指標にしながら、痛みや腫脹を軽減させる施術を行います。ただし、カイロプラクティックの施術によって、半月板の損傷そのものが改善するわけではありません。